あかし地域ユニオン 工場の有機溶剤で腸疾患を労災認定!

工場の有機溶剤が原因で発症した腸疾患が、あかし地域ユニオンの取り組みで労災を認定させることができました。

明石市の金属加工工場では、給湯器部品の銅パイプを洗浄する作業に有機溶剤「トリクロロエチレン」を使用していました。局所排気装置など換気設備もなく、当初は防毒マスクすらつけずに作業をしたため、従業員が腸疾患「腸管嚢腫様気腫症」を発症し、今年10月14日、加古川労働基準監督署が労災を認定しました。

 この疾患で有機溶剤による労災が認定されるのは全国で2例目です。ユニオンに地道な取り組みが実を結びました。詳細は、神戸新聞読売新聞産経新聞をご覧ください。

 

札幌地域労組 組合つぶしの理事長を辞任に追い込む!

 2014年9月26日、札幌地域労組は、理事長が職場ユニオンの解散を迫った社会福祉法人について、北海道労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てるとともに、この理事長の退陣を要求しました。
 事件は、北海道石狩市の特別養護老人ホームにおいて、運営する社会福祉法人に今年4月に就任した理事長が、職場ユニオンの委員長に対し、ユニオンの解散を迫ったり新たに別労組を結成するよう指示したものです。札幌地域労組がすみやかに要求した結果、この理事長ら3名の理事は、ユニオンの解散を迫った事実を認めて理事を辞任しました。
 組合つぶしの典型的な攻撃を見事にはねのけることができました。詳しくは、SGUニュース速報(2014年9月26日号10月3日号)をご覧下さい。

武庫川ユニオン 非正規職員への減給で、日本郵便にバックペイ!

長田郵便局(神戸市)の非正規労働者で「日本郵便非正規ユニオン」を組織する武庫川ユニオンは、時給を200円以上もカットされた組合員とともに減給撤回訴訟に取り組んできました。

 日本郵便は、30分の遅刻1回で人事評価を下げ、時給を1,460円から1,250円に減給しました。正社員ではあり得ない「非正規社員に対する差別」です。提訴した後に、当該組合員の評価を戻すことができ、また、今年8月26日の神戸地裁の和解で、減額分のほとんどを日本郵政に支払わせることができました。
 武庫川ユニオンは「会社側が待遇の理不尽さを認めた」と評価しています。詳しくは、神戸新聞のほか、読売新聞毎日新聞の報道をご覧下さい。→日本郵便非正規ユニオンの紹介