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名古屋ふれあいユニオンは、2月24日18時30分から、「最低賃金全国一律1500円」 を求める街頭宣伝活動を行いました。
例年は名古屋駅の真正面・ミッドランドスクエア(トヨタが入居)の向かい側で 行っていましたが、今年は少し場所を変え「名鉄レジャック」というビルの前で の行動としました。
通称「レジャック前」は、ミッドランド向かいと比べると人通りは半減しますが、 比較的若い年齢層が多い場所です。目の前にはマクドナルドもあります。 私たちが、最賃引き上げが非正規労働者の賃金引き上げに直結することなどを訴 えると、配布したチラシを手に取る若者が思いのほか多く、結局受け取りの 枚数は例年と変わらないかそれ以上の結果に。
中には、「(友人に)配ります!」と言って、チラシを追加で受け取る若者の姿 もありました。 ちなみに、名鉄レジャックは1972年に開館し、ボーリング場などの(かつての) 若者をひきつけるレジャーが集まった商業施設。老朽化のため今年3月末で閉館 だそうです。
〈コミュニティ・ユニオン関西ネットワーク共同代表 笠井弘子〉
2月26日、ユニオン全国同時アクションに際して、コミュニティ・ユニオン関西ネットワークはJR天満駅前での情宣を行いました。
現行の最低賃金と各地のユニオンの連絡先を記載したチラシを入れたティッシュを配布し、最低賃金の賃上げ・再改定を呼びかけました。
1000個用意したティッシュは1時間足らずの間にすべて受け取ってもらえました。情宣に対する反応も良かったと感じています。
〈コミュニティ・ユニオン関西ネットワーク共同代表 笠井弘子〉
コミュニティ・ユニオン関西ネットワークの大阪労働局交渉のご報告をお送りします。
コミュニティ・ユニオン関西ネットワークは2月22日、大阪労働局に対し、最低賃金の再改定と目安制度の改正についての要請を行いました。
最賃法12条では「都道府県労働局長は、地域別最低賃金について、(…)必要があると認めるときは、(…)その改正の決定をしなければならない」と定めています。生計を維持するために必要な基礎的支出項目の物価上昇が著しい状況にある中、今こそ「必要な時」であるとして、速やかな最低賃金の再改定と、それが困難であればせめて10月を待たず前倒ししての改定を要請しました。
大阪労働局の担当者は、物価上昇については審議会でも語られた、先の最低賃金改正による大阪府下の労働者への影響率は24.6%であったことを回答し、要請については「ご意見として伺い、本省に報告する」との回答にとどまりました。
関西ネットは、24.6%という数値はかなり大きなものであること、29万6000人もの労働者が最低賃金で働いていることを重く受け止め、速やかに最賃審議会の手続きを進めることを重ねて要請し、大阪労働局としての意見を取りまとめ、本省に具申するよう求めましたが、これについても明確な回答を得ることはできませんでした。
関西ネットは引き続き最低賃金の賃上げ要請とアピール行動を行っていきます。
コミュニティ・ユニオン全国ネットワークってなに?
1975年頃からサービス業、卸・小売業、飲食店などでの雇用が急速に拡大しましたが、その多くが不安定雇用・低賃金の主婦パートでした。
こうしたなかで、1981年頃から労働組合の地域組織(地区労)を中心にして、「パート110番」などによる労働相談活動が広がりました。ある日、江戸川区労協の「パート110番」の相談に訪れたパート労働者が「私たちでも入れる組合があればいいのにね」と言ったのがきっかけとなり、1984年に「ふれ愛・友愛・たすけ愛」を合言葉にした江戸川ユニオンが結成されました。コミュニティ・ユニオン運動のはじまりです。
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