大阪京都・労働法制改悪阻止!全国キャラバン/関西ネットワーク

【5月14日大阪行動】
 全国キャラバン大阪行動は、おおさかユニオンネット、コミュニティ・ユニオン関西ネットの共同で行いました。
 全労協、全港湾の宣伝カーで市内各所を回っての情宣活動の後、西長堀でコミュニティ・ユニオン関西ネットと合流し、街頭宣伝とビラ配りを行いました。その後、公明党大阪府本部ならびに自民党大阪府支部連合会に申し入れを行いました。公明党は穏やかに申し入れに応じましたが、自民党は申し入れを拒否したため、公開質問状を送り、その回答を求めて支部連合会事務所を訪れたところ、応対にでた職員は「受け取れません」「お引き取りください」と繰り返し、公開質問状への回答はおろか、私たちの訪問理由さえ聞こうともしない傲岸極まりない姿勢で応じたため、参加した仲間で支部連合会前で抗議行動ならびに労働法制改悪阻止の訴えを行いました。
 午後6時からは京橋駅頭で街頭情宣とビラ配りを行いましたが、これにはおおさかユニオンネット、関西ネットの仲間たちがさらに加わり、用意した1000枚ほどのビラもほぼ配りきり、京都へバナーを引き継ぎました。

【5月15日京都行動】
 京都では市内各地を午後から宣伝カーで、労働局、自民党、公明党周辺や京都駅前など市内各地で宣伝行動をおこないました。17時30分からは三条河原町で、独自に印刷した「働き方改革反対」の実行委チラシを、マイク宣伝をおこないました。18時30分から仕事を終えた仲間も参加し京都市役所前で、「働き方改革反対」を訴えるミニ集会を行いました。ユニオンネットワーク・京都の仲間に加え、若狭の原発を考える会も参加し、平日夕方の時間にもかかわらず33名が結集しました。労働法制改悪阻止の訴え、そして集まった仲間が順次アピールを行い、ビラ配りを行いました。
 その後、河原町通を御池通―仏光寺通りを往復してのデモ行進を行いました。多くの市民や観光客で賑わう中に、働き方改革反対!強行採決を許すな!の力強いシュプレヒコールが響きわたりました。多くの人々に「働き方改革反対」の声が届いたと思います。

大阪労働局と交渉/コミュニティ・ユニオン関西ネットワーク

■ 関西ネットが大阪労働局と交渉
2月15日、コミュニティ・ユニオン関西ネットワークが、改正労働契約法18条
に関連する諸問題について、大阪労働局と交渉しました。
 この4月から「有期雇用契約の更新を繰り返し、通算5年を超えたから、労働者か
らの申し出により、無期契約に転換」が適用されます。これを回避しようとして、違
法な、あるいは脱法的な雇い止めがなどが起こっています。これについて労働局は、
「法改正の趣旨に明らかに反する場合、指導していく」と述べました。「明らかに反
する」と、何をもって判断するのか?「グレーゾーン」的な事案について、「雇用の
安定により労働者を保護する」という法改正の趣旨に照らして、どこまで積極的に指
導するのか?…について不安も残りますが、たとえ建前半分としても「指導してい
く」と答えたことは、労働者にとっては「使える」材料だと思います。
 こうした交渉が年に一度といった形で定例化していけば、例えば「検討する」「調
査する」としたことについて、次回改めてただすこともできます。より充実したもの
となるよう、関西ネット内部で議論していきたいと考えています。
(北大阪合同労組『北合同ニュースNO.210』より転載)