大阪労働局と交渉/コミュニティ・ユニオン関西ネットワーク

■ 関西ネットが大阪労働局と交渉
2月15日、コミュニティ・ユニオン関西ネットワークが、改正労働契約法18条
に関連する諸問題について、大阪労働局と交渉しました。
 この4月から「有期雇用契約の更新を繰り返し、通算5年を超えたから、労働者か
らの申し出により、無期契約に転換」が適用されます。これを回避しようとして、違
法な、あるいは脱法的な雇い止めがなどが起こっています。これについて労働局は、
「法改正の趣旨に明らかに反する場合、指導していく」と述べました。「明らかに反
する」と、何をもって判断するのか?「グレーゾーン」的な事案について、「雇用の
安定により労働者を保護する」という法改正の趣旨に照らして、どこまで積極的に指
導するのか?…について不安も残りますが、たとえ建前半分としても「指導してい
く」と答えたことは、労働者にとっては「使える」材料だと思います。
 こうした交渉が年に一度といった形で定例化していけば、例えば「検討する」「調
査する」としたことについて、次回改めてただすこともできます。より充実したもの
となるよう、関西ネット内部で議論していきたいと考えています。
(北大阪合同労組『北合同ニュースNO.210』より転載)