ベトナム技能実習生裁判闘争への協力のお願い/きょうとユニオン

〈きょうとユニオン委員長 笠井弘子〉
「ベトナム技能実習生の裁判闘争にご協力下さい」
昨年6月17日ひとりのベトナム人女性がきょうとユニオンを訪問してきました。
 彼女は京都府福知山市の郊外にあるヨーク㈱で縫製係員として働いている技能実習生でした。
 彼女の訴えは、「朝8時~夜23時までの長時間労働が月曜から土曜まで続き、体がきつい。給料も最低賃金を下回る基本給と、1日8時間を超える部分は1時間当たり1年目は400円、2年目は500円しかはらわれないのはおかしい。」というものでした。

 ヨーク㈱では、実習生のパスポートや保険証、年金手帳を取り上げ、帰国時に返還すると言う約束で賃金から強制貯金をさせていました。また毎日5時間、月100時間を超える残業をさせていました。(7月のユニオンからの申入れの直後にこれらは解消されました)実習生は、このようにして文句も言えない、逃げ出すこともできない境遇に置かれていました。
 
 きょうとユニオンは7月に会社と監理団体に対して、要求書と団体交渉の申入れを送りましたが、会社はこれを無視し、監理団体が解決の為に指導に乗り出しました。しかし、会社は監理団体の指導を拒否した上で、弁護士を代理人として、あれこれの理由をつけて逃げ回り、最終的には団体交渉を拒否してきました。
きょうとユニオンは実習生の委任を受けて、労働基準監督署に未払い賃金の申告を行いましたが、会社は最初にユニオンを訪問した一人を除く5人を切り崩し、監督署に対して“知らぬ存ぜぬ”の証言をさせ、一人の組合員に対しては日々いじめを行いました。彼女は9月10日に外部のシェルターに避難しています。会社は監督署に対して「長時間労働や未払い賃金などは一切ない。交渉もしない。文句があるなら裁判でもすればいい」とうそぶいています。

 きょうとユニオンは、賃金未払いの民事訴訟と、団交拒否の不当労働行為に対する労働委員会への救済申し立て、労働基準監督署への告訴、悪質な弁護士への懲戒請求など可能な手段で、この問題を突破するために、闘う事を決議しました。同時に、安倍政権が進める外国人人材受け入れの現実がどのような物なのかを告発するためのキャンペーンを取り組みたいと考えています。
 心ある労働者・労働組合のご協力とご支援をお願いします。
取りあえずは、裁判費用がありません!絶大なるカンパを呼びかけます。

振込先: 01080-8-28710 きょうとユニオン
     ベトナム技能実習生裁判闘争カンパ

ご連絡・お問い合わせ先
きょうとユニオン(京都地域合同労働組合)
601-8015
京都市南区東九条上御霊町64 アンビシャス梅垣1F
Tel:075-691-6191 Fax:075-691-6145
E-mail :kyotama@mbox.kyoto-inet.or.jp
笠井:090-3650-9578 kasai@ogion.org

シンポジウム「未来を拓く女性と労働組合」開催にむけてご協力をお願 いします/名刺広告のお願い/女性ユニオン東京

日頃の皆さまのご活躍に敬意を表します。
非正規労働者の増大とともに働く女性たちの置かれている厳しい状況に対して、全国各地の女性ユニオンや地域合同労組、コミュニティ・ユニオンでは、様々な活動が取り組まれていますが、政府の「働き方『改革』法」により労働環境はさらに悪化する方向に切り替えられてしまいました。

こうした状況を受けて、日頃、女性労働問題に取り組んでいる全国各地の女性たちが集い、交流・意見交換する中で、未来の展望を語り合う機会として、
1月26日(土)27日(日)にシンポジウム「未来を拓く女性と労働組合」(要綱は下記)を開催いたします。

現在、北海道、仙台、新潟、北陸、名古屋、京都、大阪などから参加いただけることになり、実行委員会で準備を進めております。
このシンポジウムを通してつながりを深め、現場を変えるノウハウを学び合ったり、国際条約の批准や実効性ある法制度を求めるキャンペーン活動などにつなげていきたいと話し合っています。
女性労働者の連帯と共闘を通して労働運動の裾野を広げ、前に進めていくために、皆様のご協力をお願いいたします。

つきましては、この企画を成功させるために、当日配布のプログラム・資料と後日作成予定の報告書に貴ユニオン名の名刺広告を募集させていただきます。
名刺広告の企画書等を添付させていただきますのでシンポジウム開催に皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。〈女性ユニオン東京〉

■ シンポジウム

日時:2019年1月26日(土) 経験交流会
15時~19時  各団体の経験交流/組織化ワークショップ
19時~21時  懇親会
2019年1月27日(日)
10時~12時 分科会
①正社員じゃない働き方
②職場の女性差別
③ハラスメント:セクハラ/マタハラ
④福祉の仕事:介護/相談・支援、
13時~15時 全体会「仕事の世界を変えるのは私たち~均等待遇・差別の撤廃・尊厳を求めて」

会場:明治大学駿河台キャンバス
1月26日:リバティタワー19F共同実習室
1月27日:グローバルフロント1F多目的室

◆明治大学社会教育主事課程「ジェンダーと教育B」共催
「未来を拓く女性と労働組合」シンポジウム実行委員会
連絡先:女性ユニオン東京
執行委員長 井出志保
Tel & Fax:03-6907-2020
mail:info@w-union.org

メトロコマース労働契約法20条裁判・東京高裁・結審へ/全国一般東京 東部労組

11/19 東部労組メトロコマース支部 非正規差別なくせ裁判結審の行動にご参加を!

東京メトロ駅売店の非正規労働者でつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部
が正社員との賃金差別をなくすために闘っている裁判の控訴審が11月19日に東京高裁
で結審を迎えます。

当日は裁判所に対して非正規差別を許さない公正な判決を出すよう求めるため、裁判
所前でのアピール行動、法廷での支援傍聴、議員会館での報告集会を行います。みな
さんのご参加をよろしくお願いいたします。

2014年5月に始まった同支部の裁判闘争は、同じ駅売店で同じ仕事をしているにもか
かわらず正社員と著しい賃金差別を受けている非正規労働者が労働契約法20条を「武
器」に会社を訴えたものです。

裁判の過程で、非正規労働者が差別によっていかに生活と尊厳を傷つけられているか
が明らかになりました。しかし、2017年3月に東京地裁は非正規差別を容認する不当
判決を言い渡しました。

その後、同支部は東京高裁に控訴するとともに、多くの仲間とともに様々な大衆行動
に取り組みました。非正規差別の撤廃を求める声は社会的に広がっています。

非正規労働者は賃金が低くても仕方ないと決めつけた東京地裁の不当判決は約2000万
人の非正規労働者にとって怒りと憎しみの的となっています。東京高裁が再び差別追
認の判決を出すことは絶対に許されません。

11月19日の裁判では結審にあたって組合側原告と弁護団から意見陳述します。そのう
えで結審すれば、判決日が決まる予定です。

今こそ私たちは「非正規労働者への差別をやめろ!」の声を強く上げていかなければ
なりません。非正規差別を徹底糾弾し、裁判所に正義の判決を出させ、全国の非正規
労働者にともに立ち上がるよう呼びかけるため、東部労組メトロコマース支部の控訴
審結審の行動に結集してください!

【東京東部労組メトロコマース支部 非正規差別なくせ裁判控訴審結審の行動】

■ 日時:2018年11月19日(月)

・11:30~12:30 東京高裁正門前アピール行動

・13:30~ 法廷での支援傍聴(東京高裁812号法廷)

・裁判終了後 参議院議員会館B104で報告集会(裁判所から徒歩で移動します)

※ 雨天決行
※ 労働組合の方はできるだけ旗を持ってご参集ください。