(要請)派遣 雇い止め ホットラインのよびかけ/静岡ふれあいユニオン

皆さま
お世話になります

早速ですが、静岡ふれあいユニオンは、下記のとおり、9月1,2日に「派遣 雇止め ホットライン」を開設します

■ 記者会見   
日時 8月29日(水)10時より
■ ホットライン
日時 9月1日(土)、9月2日(日) 10時より17時
■ 設置場所 
静岡市葵区田町3-5-6 しずおか労働相談センター
静岡ふれあいユニオン
■ 電話番号
054-271-7302

 すでに、東京新聞等に報道されていますとおり、改正派遣法の「3年ルール」が来月末より実施されようとしています。
それによって、派遣労働者の雇止めが増える可能性が生じています。
静岡ふれあいユニオンは、本件について相談窓口になります。
 CUNNのほかのユニオンでも、ホットラインに取り組んで下されれば、ホットライン効果が大きくなります。

よろしくおねがいします。 

 静岡ふれあいユニオンの組合員のなかにも、同一事業所、同一組織で3年を超える派遣組合員がいます。しかし、会社からは、「3年ルール」に関連した話は一切ないということです 契約満了一か月前の今月末日が心配です。

ホットライン、協力参加できる団体がありましたら、よろしくおねがいします。

静岡ふれあいユニオン委員長 小澤

女性3人が労働組合を結成!雇い止めを撤回!/東京東部労組

女性3人が労働組合を結成!雇い止めを撤回!
東京東部労組個人タクシー協同組合葛飾第二職員支部結成

東京・葛飾の個人タクシー運転手でつくる東京都個人タクシー協同組合葛飾第二支部
(池上精一支部長)で雇用されている女性の事務職員3人が、雇い止めの撤回などを
求めて労働組合を結成し、7月11日に組合結成を使用者に申し入れ、その場での団体
交渉で雇い止めの撤回を勝ち取りました。

3人が作ったのは「全国一般東京東部労組個人タクシー協同組合葛飾第二職員支部」
(佐藤さなえ執行委員長)。最大の要求は組合員の雇い止め撤回でした。3人のうち
定年後の再雇用として働いていた白浜組合員は7月4日に使用者である池上支部長に
呼び出され、8月15日をもって雇い止めにすると通告されていました。

その他にも、職員へのパワハラをやめてほしい、有給休暇を法定通りに付与してほし
い、不払い賃金を支払ってほしい、労働条件の不利益変更を撤回してほしい、といっ
た多くの要求を抱えていました。そこで職員3人が東部労組に加入し、組合結成につ
ながりました。

組合結成申し入れでは、組合員3人が東部労組本部スタッフと葛飾地域の労働組合の
共闘組織「葛飾区労協」の三浦議長(東京清掃労組)が同席する中、事務所で使用者
側の池上支部長や他の常務理事らに対し、労働組合結成通知を読み上げ、12項目にわ
たる要求書を読み上げて全員で拍手しました。

そのまま最初の団体交渉という形になり、白浜組合員の雇い止め撤回を中心に労使協
議しました。使用者側は当初、経営状況の悪化を理由に雇い止め撤回をなかなか認め
ようとしませんでした。

しかし、組合員3人は、「高年齢者雇用安定法で少なくとも65歳までは安定した雇用
を保障しなければならないはずだ」、「経営悪化と言いながら新たに職員を採用して
いるではないか」、「20年近くも協同組合のために頑張って働いてきた白浜組合員の
生活や尊厳をどのように考えるのか」と真剣に訴えました。また、法律を守らず、職
員の声に耳を傾けない場合にはストライキなどの争議行為を行うことも辞さないと迫
りました。

その結果、使用者側からの8月15日での雇い止め通告を白紙に戻すことを約束する確
認書を労使で署名して締結することができました。これまで職場で不満や疑問があっ
ても我慢するしかなかった労働者が労働組合を作ったことで手にした初めての「勝
利」です。

女性3人の労組は出発したばかりです。今後、多くの困難が予想されますが、団結の
力で打ち勝っていく決意です。みなさんのよってたかっての支援を心よりお願いしま
す。
〈全国一般東京東部労組書記長 須田〉

30周年記念シンポジウム&レセプション/きょうとユニオン

きょうとユニオン30周年記念シンポジウム&レセプション
多数のご参加と心強い多くのメッセージに心より御礼申し上げます

6月10日、きょうとユニオン設立30周年を記念するシンポジウムをキャンパスプラザ京都にて開催しました。

シンポジウムでは玉井委員長の挨拶の後、跡見学園女子大学の禿(かむろ)あや美先生、塩見卓也弁護士、中岡基明副委員長(全労協事務局長)からお話をいただきました。

禿さんは、格差・分断が日常になってしまったその過程や歴史についてのご研究を重ねてこられ、シンポジウムでは労働者の分断の背景にあるもの、賃金の決め方についての問題点、そしてユニオンが今後果たすべき役割について、貴重な示唆に富んだお話をしていただきました。

塩見弁護士は、これまできょうとユニオンの裁判を多くご担当いただいていますが、307日にわたる職場占拠ストライキで闘ったiWAi争議を始めとして多くの画期的な判決を勝ち取ってこられています。それら裁判の背景や意義を詳細に、とても熱く語って下さいました。「困難があっても見捨てない闘い」の重要性、必要性についてのご発言は多くの方の心に響いたことと思います。

中岡さんは全労協事務局長として、この日は国会前での重要な行動があったにも関わらず駆けつけていただき、「労働生産性」というマジックワードによって公共サービスが破壊され、「多様な働き方」という言説によって労働者・市民が分断されつつある現今において、「団結はどこから作られるのか」「社会的行政的組織としてのユニオン」といった重要課題について語っていただきました。

このシンポジウムの内容は、この秋に刊行を予定している「きょうとユニオン30周年記念誌」に詳しく掲載する予定です。

レセプションにも多くの方にご参加していただきました。参加者の方々からの暖かく力強いメッセージにとても励まされました。30年を振り返るスライドショーは、これも増補して記念誌に掲載を予定しています。

シンポジウム・レセプションともに、本当に多くの方々にご参加いただき、心より御礼を申し上げます。準備や会場設営・撤収など、たくさん汗をかいて動いてくれた組合員の皆さん、ありがとうございました。

きょうとユニオンは30年の経験を踏まえ、よりよい労働社会の実現に向けて、これからも歩みを進めて行きます。ともにがんばりましょう!
〈きょうとユニオン副委員長 笠井弘子〉