シャープSPU闘争報告及びフィリピン人労組ネットワーク組織立ち上げ に向けて/ユニオンみえ

6/2のシャープSPU行動に多数の組合員の皆さんに参加いただき、ありがとうございま
した。

当日は9時半からストライキを決行し、SPU組合員のほとんどが行動に参加、デモ行進は支援の仲間と合わせて総勢100人の隊列になり、大いに意気が揚がるデモとなりました。

デモ行進に先立ち、午後2時から松阪駅前でビラ配りを始め、出席いただいた皆さん
から自己紹介と一言づつ、挨拶をしていただきました。

全国ユニオン関口事務局長、名古屋ふれあいユニオン小林副委員長、その後、鶴丸委員長、きょうとユニオン笠井さん、北大阪合同労組鈴木さんはじめ、CUNNセミナー終了後駆けつけてくれた仲間の皆さん、焼津ユニオンリサリート委員長、社民党三重県連合五味幹事長はじめ、たくさんの皆さんから決意と激励の挨拶を受けました。

デモが始まると、雨が降り出しましたが、雨などものともしない勢いで松阪駅周辺の市民にSHARP・ミエテック・ジーエル3社の不当性を訴え、糾弾するアピールをしました。
さらに3年前まで本社があり、社長の自宅がある松阪市魚見町の集落をデモ行進し、中川昌美社長を糾弾するアピールをしました。

デモ終了後、フィリピン人労働者が結集する労組(ユニオンみえ・SPU、名古屋ふれあいユニオン・ティラド分会、焼津ユニオン)が中心になって、フィリピン人労働者に情報を提供し、ユニオンへの結集を訴えるためフィリピン人労組ネットワーク組織を立ち上げる会議をSPUを中心に3ユニオンで行い、結成の方向を確認し、名称や今後のフェイスブック作りなどについて協議しました。

朝からの行動で盛りだくさんの行動になりましたが、組合員は困難な状況にも関わら
ず、明るく元気で行動できました。

たくさんの支援の皆さんが応援してくれたおかげです。
ありがとうございました。

〈ユニオンみえ書記長 広岡法浄〉

ベトナム技能実習生裁判闘争への協力のお願い/きょうとユニオン

〈きょうとユニオン委員長 笠井弘子〉
「ベトナム技能実習生の裁判闘争にご協力下さい」
昨年6月17日ひとりのベトナム人女性がきょうとユニオンを訪問してきました。
 彼女は京都府福知山市の郊外にあるヨーク㈱で縫製係員として働いている技能実習生でした。
 彼女の訴えは、「朝8時~夜23時までの長時間労働が月曜から土曜まで続き、体がきつい。給料も最低賃金を下回る基本給と、1日8時間を超える部分は1時間当たり1年目は400円、2年目は500円しかはらわれないのはおかしい。」というものでした。

 ヨーク㈱では、実習生のパスポートや保険証、年金手帳を取り上げ、帰国時に返還すると言う約束で賃金から強制貯金をさせていました。また毎日5時間、月100時間を超える残業をさせていました。(7月のユニオンからの申入れの直後にこれらは解消されました)実習生は、このようにして文句も言えない、逃げ出すこともできない境遇に置かれていました。
 
 きょうとユニオンは7月に会社と監理団体に対して、要求書と団体交渉の申入れを送りましたが、会社はこれを無視し、監理団体が解決の為に指導に乗り出しました。しかし、会社は監理団体の指導を拒否した上で、弁護士を代理人として、あれこれの理由をつけて逃げ回り、最終的には団体交渉を拒否してきました。
きょうとユニオンは実習生の委任を受けて、労働基準監督署に未払い賃金の申告を行いましたが、会社は最初にユニオンを訪問した一人を除く5人を切り崩し、監督署に対して“知らぬ存ぜぬ”の証言をさせ、一人の組合員に対しては日々いじめを行いました。彼女は9月10日に外部のシェルターに避難しています。会社は監督署に対して「長時間労働や未払い賃金などは一切ない。交渉もしない。文句があるなら裁判でもすればいい」とうそぶいています。

 きょうとユニオンは、賃金未払いの民事訴訟と、団交拒否の不当労働行為に対する労働委員会への救済申し立て、労働基準監督署への告訴、悪質な弁護士への懲戒請求など可能な手段で、この問題を突破するために、闘う事を決議しました。同時に、安倍政権が進める外国人人材受け入れの現実がどのような物なのかを告発するためのキャンペーンを取り組みたいと考えています。
 心ある労働者・労働組合のご協力とご支援をお願いします。
取りあえずは、裁判費用がありません!絶大なるカンパを呼びかけます。

振込先: 01080-8-28710 きょうとユニオン
     ベトナム技能実習生裁判闘争カンパ

ご連絡・お問い合わせ先
きょうとユニオン(京都地域合同労働組合)
601-8015
京都市南区東九条上御霊町64 アンビシャス梅垣1F
Tel:075-691-6191 Fax:075-691-6145
E-mail :kyotama@mbox.kyoto-inet.or.jp
笠井:090-3650-9578 kasai@ogion.org

2/6 東部労組メトロコマース支部 非正規差別なくせ裁判判決直前行動/

〈全国一般東京東部労組書記長須田〉
2/6 東部労組メトロコマース支部 非正規差別なくせ裁判判決直前行動報告

東京メトロ駅売店の非正規労働者でつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部
は2月6日、正社員との賃金差別をなくすために闘っている裁判の控訴審判決が2週
間後に言い渡されるのを前に、公正判決を出すよう求めるアピール行動を東京高裁正
門前で行い、「正義の判決を出せ!」と訴えました。

この判決直前行動は、東部労組が加盟しているコミュニティ・ユニオン首都圏ネット
ワークの一日行動の一環として行われ、18団体・約130人が参加しました。

冷たい雨が降りしきる中、参加者全員でシュプレヒコールをあげた後、同支部の後呂
委員長が「全国2000万人の非正規労働者の生活と尊厳を守るのは正義の判決だ」など
とする裁判長への要請書を読み上げ、同ネットワークの金代表とともに東京高裁民事
17部に提出しました。

同支部組合員も支援の仲間もみんなずぶ濡れになりながら「差別を許すな!」とア
ピールし、判決が言い渡される直前まで裁判所に正義を示すよう迫っていく決意を固
めました。

控訴審判決は2月20日(水)午後3時から東京高裁812号法廷で言い渡されます。
当日の行動スケジュールは以下のとおりです。すべての労働組合・労働者は東京高裁
に集まってください!

【東部労組メトロコマース支部 非正規差別なくせ裁判控訴審判決行動】

★2月20日(水)の行動スケジュール

・13:30~ 東京高裁正門前アピール行動(30分程度で終了予定)

・15:00~ 判決言い渡し(東京高裁812号法廷)

・判決後 東京高裁正門前で旗出しとアピール

・アピール後 判決報告集会(弁護士会館5階502AB)