シグマベンディングサービスの死亡労災遺族への不誠実対応に抗議/東京東部労組

〈全国一般東京東部労組書記長 須田〉

シグマベンディングサービスの死亡労災遺族への不誠実対応に抗議 飲料自販機の補充・配送会社「シグマベンディングサービス」(本社・さいたま市) の労働者が熱中症で労災死した問題で、全国一般東京東部労組に加入した遺族が団体 交渉で謝罪などを要求したことに対し、同社は回答を全面的に拒否するという不誠実 な対応を取りました。

東部労組と遺族は3月10日付で抗議文を同社の平澤繁樹 代表取締役社長に送付しました。

今後、東部労組と遺族はシグマベンディングサービスの 経営者に対し、死亡労災の責任を徹底的に追及する方針です。 みなさんのご支援をよろしくお願いします!

■参照ブログ記事 https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/ae9b08d63710873718043c74864a5c03

団体交渉拒否の(株)クローバーと中労委で勝利和解! 未払い賃金請 求の集団訴訟(原告23人)の判決も間近/プレカリアートユニオン

団体交渉拒否していた(株)クローバーと中労委で勝利和解! 都労委では団交応諾命令、会社が再審査申し立て 未払い賃金請求の集団訴訟(原告23人)の判決も間近 https://precariatunion.hateblo.jp/entry/2023/03/13/194658

株式会社クローバー(代表取締役黒崎寿雄/神奈川県平塚市馬入本町13-11) と団体交渉拒否の不当労働行為問題について、3月13日、中央労働委員会で和解し ました。

会社は、団体交渉に応じること、加入通知を行った組合員のチェックオフを 行うことを約束し、プレカリアートユニオンが事業所の過半数組合であることを前提 にした対応を行うことも確認。

私たちは、不当労働行為問題について、会社が一定の 責任を果たす解決ができたと評価しています。

(株)クローバーは、神奈川県平塚市に本社を構え、冠婚葬祭業、ホテル経営に加 えて介護事業所の経営にも乗り出した株式会社サン・ライフホールディングス傘下の 株式会社で、静岡県沼津市などで介護事業所(住宅型有料老人ホーム、デイサービス 施設)を運営しています。

これまで、(株)クローバーが運営する沼津市の住宅型有料老人ホームとデイサー ビス施設で働く介護労働者のほぼ全員が、プレカリアートユニオンに加入し、賃上 げ、年次有給休暇や休憩が取得でき、虐待を防ぐための人員配置・スキルアップ研修 の実施などを実現してきました。

しかし、会社は、ごくささやかな2018年冬期一 時金をパート労働者に支給することについて、組合側が理を尽くした説得を行ったに も関わらず、頑なに支払いを拒みました。

冬期一時金といっても、パート職員6人に 対し、1人5000円というささやかな金一封、合計3万円を支給するよう求めただ けでした。正社員には業績に関わらず自動的に1ヶ月分の賞与が支給されることもあ り、パート労働者にもせめて支給だけはしてほしいと、1人5000円の金一封の支 給を求めていたものです。

(株)クローバーは、パート労働者への賞与支給を拒み、プレカリアートユニオン との団体交渉を拒否しました。やむを得ず、2020年2月、クローバーの沼津事業 所で働くプレカリアートユニオンの組合員23人が、パート職員の待遇格差の解消と 正職員の未払い賃金(変形労働時間制の有効性も争点)を請求して、静岡地方裁判所 沼津支部に提訴するに至りました。

この3月中には静岡地裁沼津支部で、未払い賃金 の支払いを命じる判決が出される見込みです。団体交渉を拒否されている間も、集団 訴訟の原告は誰一人欠けることなく、助け合いながら裁判を維持することができまし た。

団体交渉拒否問題については、2021年3月には東京都労働委員会で、(株)ク ローバーに対して団体交渉に応じることを命じる救済命令が発せられ、会社側が中央 労働委員会に再審査を申し立てていました。この中労委で勝利和解が実現したもので す。

ご支援いただいた皆様、労働委員会審査での組合代理人の佐々木亮弁護士、未払い 賃金請求訴訟の弁護団である佐々木弁護士、梅田和尊弁護士、小野山静弁護士に改め て感謝申し上げます。

中労委での和解を弾みに、(株)クローバーが、今後は、プレ カリアートユニオンと健全な労使関係を築き、誠実に団体交渉を行って、介護労働者 の待遇底上げに取り組むよう尽力します。

東リ争議大勝利!/なかまユニオン

私たち組合員5名は3月27日から東リ伊丹工場工場で就労することになりました。東リの就業規則が適用され、正社員となります。

昨年6月4日の最高裁の判決確定から、8ヶ月余、2月24日の団体交渉で、やっと東リが就労を認めました。

偽装請負の裁判闘争に勝利し、正社員として就労を勝ち取ったことは、ほとんど前例の無い画期的勝利と言えます。

なお、昨年12月2日、L.I.A労働組合は、臨時大会を開催し、組合名を「全東リなかまユニオン」と改名し、正式になかまユニオン東リ支部として活動することになりました。

今後ともよろしくお願いします。