東京東部労組 東京メトロ駅売店の非正規労働者がストライキ!

2015年4月1日、東京東部労組は、東京メトロ駅売店で働く非正規労働者(メトロコマース支部)のストライキを決行しました。

 メトロコマース支部は、正社員と全く同じ業務に従事しながらも、月の手取りは13万円台で、一時金にも大きな差をつけられ、退職金もないなど、賃金差別を受けてきました(現在、訴訟で争われています)。65歳の定年を迎えると生活に困窮してしまうため、3年前から定年後の雇用確保を求めてきましたが、東京地下鉄(株)の子会社・(株)メトロコマースは「検討中」との回答を繰り返すだけでした。
そのため、東京東部労組はメトロコマース支部とともに、3月24日~27日に、東京地下鉄(株)本社前で座り込みを行い、4月1日に始業時から終日ストライキを決行しました。

ストライキの様子は、毎日新聞でも取り上げられ、また、東部労組のブログでも詳しく報告されています(座り込みアピール行動:2日目3日目4日目4/1ストライキ闘争)。

ユニオンみえ 高裁も完全勝利でストライキ禁止を打ち砕く!

鈴鹿さくら病院(三重県鈴鹿市)による、労組つぶしを目的としたストライキ禁止の仮処分について、11月27日、名古屋高裁は、津地裁の一審判決に引き続いて違法性を認めて、病院の院長に計247万5千円の支払いを命じました。
 今年2月の一審判決(過去の記事)でも「患者の生命・身体の危険を配慮しており、ストライキに危険はなかった」と判断していましたが、今回の控訴審判決はさらに踏み込んで、「入院患者の安全の保持は病院側が負うべきで、スト禁止の差し止めを求める権利がない」と認めた上で、病院を「仮処分裁判の申し立てありきの姿勢で、入院患者の安全保持に向けた真摯な努力を欠いている」と弾劾しました。
 詳しくは、西日本新聞のほか、ユニオンみえのニュースをご覧下さい。

あかし地域ユニオン 工場の有機溶剤で腸疾患を労災認定!

工場の有機溶剤が原因で発症した腸疾患が、あかし地域ユニオンの取り組みで労災を認定させることができました。

明石市の金属加工工場では、給湯器部品の銅パイプを洗浄する作業に有機溶剤「トリクロロエチレン」を使用していました。局所排気装置など換気設備もなく、当初は防毒マスクすらつけずに作業をしたため、従業員が腸疾患「腸管嚢腫様気腫症」を発症し、今年10月14日、加古川労働基準監督署が労災を認定しました。

 この疾患で有機溶剤による労災が認定されるのは全国で2例目です。ユニオンに地道な取り組みが実を結びました。詳細は、神戸新聞読売新聞産経新聞をご覧ください。