組合員の不当解雇問題などで労使紛争中の粟野興産株式会社(栃木県鹿沼市)から、プレカリアートユニオンと当該組合員が、2018年7月にスラップ訴訟(恫喝・嫌がらせ目的の訴訟)を起こされていた件で、2021年5月12日、東京地方裁判所で、「原告の請求をいずれも棄却する。訴訟費用は原告の負担とする。」という完全勝利判決が出されました。
粟野興産(株)は、プレカリアートユニオンが、街宣活動をしたことや会社の関係先に組合員の労働問題の解決を要請する文書を送付したことについて、1000万円もの多額の損害賠償を請求して提訴しました。今回の判決では、会社の請求は全て棄却されました。
粟野興産(株)は、違法にプレカリアートユニオンとの団体交渉を拒否しており、この不当労働行為(団体交渉拒否)については、不当労働行為救済申し立てをしていた東京都労働委員会にて、2021年3月に、団体交渉応諾を命じる命令が出されています。
■都労委の救済命令へのリンク(外部サイトにリンクしています)
https://www.toroui.metro.tokyo.lg.jp/image/2021/meirei31-25_besshi.html