東京東部労組 ワタミ過労死裁判が和解成立

ワタミグループの居酒屋「和民」で、当時26歳の正社員が過労自殺した会社側の責任について、ご遺族の両親がワタミや創業者の渡辺美樹(当時の社長で現在は参院議員)らに損害賠償を求めた訴訟は、12月8日に東京地裁で和解が成立しました。
 「ブラック企業」の象徴となったワタミに対し、ご両親が勇気をふるって立ち上がった訴訟であり、また、ご両親が組合員である東京東部労組が支援を行ってきました。
 和解では、被告側が業務に起因する自殺と認めて謝罪したうえで、未払い残業手当や損害賠償金を支払って、労働時間の正確な把握など再発防止策を取ることとなり、ご遺族側の意向に沿った内容となりました。
 東部労組・須田光照書記長は「従業員をひとりでも過労自殺に追い詰めると、会社の経営自体が成り立たないということが現実になった」と訴訟の意義を強調しています(朝日新聞)。詳しくは、ブログ「労働相談センター・スタッフ日記」記者会見の動画をご覧ください。(写真は上記ブログ「ワタミ過労死裁判勝利解決についての声明」より)