東京管理職ユニオン、アマゾンジャパン労働組合を結成。

11月4日、東京管理職ユニオンは、記者会見を行い、インターネット通販大手「アマゾンジャパン」で労働組合を結成したことを発表しました。

 ユニオンは、アマゾン・ジャパンが業務改善計画(PIP)を用いた退職勧奨を問題視し、PIPの廃止を求めています。達成困難な課題を示したり、90日間で課題を達成できなければ降格や解雇を受け入れるよう書面で承諾を求めたりするケースが起きています。労組結成に参加した従業員は、「何を改善すれば良いか聞いたが、『自分で考えろ』と言われただけだった」、「自己批判をさせ、絶えず『(会社を)辞めた方が良いのではないか』などと圧力をかけられた」などと証言しました。

今年8月には、アメリカのニューヨーク・タイムズが、アマゾン本社の過酷な労働環境を報じた他、イギリス・フランス・ドイツ・ポーランドのアマゾン社でも労組がつくられています。アマゾンジャパン労組の結成は、朝日新聞日本経済新聞産経新聞時事通信などでも報道されました。(写真は、レイバーネットより。Created by staff01)

あかし地域ユニオン 工場の有機溶剤で腸疾患を労災認定!

工場の有機溶剤が原因で発症した腸疾患が、あかし地域ユニオンの取り組みで労災を認定させることができました。

明石市の金属加工工場では、給湯器部品の銅パイプを洗浄する作業に有機溶剤「トリクロロエチレン」を使用していました。局所排気装置など換気設備もなく、当初は防毒マスクすらつけずに作業をしたため、従業員が腸疾患「腸管嚢腫様気腫症」を発症し、今年10月14日、加古川労働基準監督署が労災を認定しました。

 この疾患で有機溶剤による労災が認定されるのは全国で2例目です。ユニオンに地道な取り組みが実を結びました。詳細は、神戸新聞読売新聞産経新聞をご覧ください。