東京管理職ユニオンの「あんしん財団」使用者による労災取消事件で最高裁が弁論を開くことを決定

労働者を国が労災だと認定した際、事業主に不服を申し立てる権利があるかが争われている訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷(堺徹裁判長)は3月28日付で、当事者双方の意見を聞く弁論を6月10日午前11時に開くと決めました。

労災保険給付支給処分取消訴訟に対して事業主に原告適格を認めるという東京高裁の不当判決は見直される可能性がでてきました。最高裁でしっかりと勝ちきり、メリット制の改廃を目指す闘いが重要になります。

全国のコミュニティ・ユニオンの連帯と労働弁護団や過労死弁護団や家族の会とも固く連帯して、取り組みを進めていきます。下記の要領にて仲間のみなさまのご参集を呼びかけます。

◆日時:2024年6月10日(月曜)11:00~最高裁第一小法廷(先着順)

◆事前行動・集会の集合時間10:00~

詳しくは、東京管理職ユニオンにお問い合わせください。

TEL:03-5341-4905  FAX:050-6875-6955

山梨ユニオン 24春闘期ホットライン「雇用・生活なんでも相談会」開催

2024春闘は物価値上げ以上の「賃上げ」を目指して要求・交渉が始まりました。法制度では、「働き方改革関連法」で時間外労働の上限規制が猶予されてきた自動車運転業務が2024年4月から年960時間の上限規制が適用されることになりました。

いわゆるバスや物流の「2024年問題」です。

また職場実態として、有給休暇が取得できない、残業代が支払われない、などの労働基準法違反など法令違反があいかわらず多く見受けられます。

「組合はないが賃上げを求めたい」など春闘や労働組合つくりの相談も応対します。

つきましては、下記のとおり「雇用・生活 何でも相談会」を、電話・メールにて相談を行ないます。面談については事前に電話予約のうえ行います。

■ 開催概要

日時:2月9日(金)~2月10日(土)両日とも10時~19時

相談ダイヤル:055-287-8113

メールでの相談:y-union@tenor.ocn.ne.jp

なお、職場でのいじめ・ハラスメントによる心の悩みについては産業カウンセラーが応対いたします。2日間の日程で、社会保険労務士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、ユニオン役員が連携して相談に応じます。

SOGIハラ学習会+トーク「SOGIハラは労働問題 トランスジェンダーにフォーカスして」1月14日からスタート!

SOGIハラ学習会+トーク 「SOGIハラは労働問題 トランスジェンダーにフォーカスして」 なぜSOGIハラは起きるのか 起きたらどうすればいいのか

会場:zoomによる開催

講師:森本ひかる(組合員・演技指導者・アクティビスト・ライター)

ゲスト:SOGIハラにより休職し団体交渉を経て復職を実現したトランス女性の組合 員、浅沼智也(組合員・看護師・映画監督)

日程は下記の3日間です。

① 1月14日(土)16時から18時

② 2月11日(土)16時から18時

③ 3月25日(土)13時から16時

[3月25日のみ新宿三丁目近郊での現地開催(定員30名)もあ り]

参加費:無料[事前申し込みが必要です]

申込・詳細:https://forms.gle/tBjYMg6wStfDXuLz8

対象:トランスジェンダーに対するSOGIハラに関して、SOGIハラの労災認定に関して 学びたい方どなたでも

主催・問い合わせ:プレカリアートユニオン

【SOGIハラスメント】(SOGIハラ)はご存じでしょうか。 SOGIハラとは【性的指向】と【性自認】という、誰もが何らかの形で持つ要素(注1) に対し行われる侮蔑的な言動です。

事業者にはパワハラ防止法によりSOGIハラの防止 義務が課されており、 2022年に、プレカリアートユニオン(プレカリ)組合員がSOGI ハラの労災認定を勝ち取りました。

プレカリによる本勉強会では、SOGIハラという労 働問題に対して、現在主流になっている「SOGIハラとは何か」からもう一歩突っ込ん だ内容をお届けします。

内容は <講座>「なぜSOGIハラは起きるのか」に関する、個人が無意識に持つ差別的な思 想・社会構造 <スピーカーとのトーク> 「SOGIハラが起きたらどうすればいいのか」に関し、実 際に労災認定を勝ち取った組合員や関係者の経験談 労災認定を勝ち取ったこともあり、本勉強会は<トランスジェンダーに対して発生す るSOGIハラにフォーカス>した内容とします(注2)。

本勉強会に参加して、トランスジェンダーに対するSOGIハラへの一歩深い理解を手に 入れてみませんか? SOGIハラに困っている・発生を心配している当事者の方も参加大歓迎です。

労災認定 の経緯を知って、(もしもが無いことを望んでいますが)もしもの場合に備えましょ う。 (開催後、当団体ブログや機関誌で講座の概要を公開する予定もございます)。

注釈 (注1)性的な指向が誰にも向かない無い方や、特定のジェンダーを自認しない方々も います。

(注2)冒頭に述べたように、SOGIハラは性のあり方問わず誰にでも起こりうり、誰に 起こっても重大な労働問題です。ですが今回は、トランスジェンダーへのSOGIハラに 対する深い理解を得ることを目的にトランスジェンダーのみにフォーカスする内容に しています。