目次
闘い
1. 「ユニオンから団交要求で社会保険加入」(連合福岡ユニオン)
猫山さんは会社の業績悪化による社会保険未加入状態で7年、コロナ禍の追い打ちによる2割の賃金カットに5年苦しんだ挙句にようやくユニオンにたどり着いた。ユニオンに相談するのは気が進まなかったという。どのような不利益を被るかわからず、何かあったら猫を抱えて一家で路頭に迷うかもという恐怖が常にあったから。24年11月に相談したが踏ん切りがつかず、25年2月に団交申し入れ書を発送したという連絡をもらっても、期待よりも不安の方が大きかった。会社側弁護士から「社会保険の遡及と手当の復元要求は受け入れる方向で検討しているので団交はしなくてもいいのではないか」と言ってきた。それを聞いても信じられなかったが、会社の役員から仕事中に「3月支給の2月度給与から社会保険加入することになった」と言われる。申し入れから3週間後に文書回答もあった。社会保険の遡及加入、手当の復元、基本給の改定、雇用確保など。
情報
1.「バイト時給2.5%高 5月1251円フード系けん引」(6/14日経から)
リクルートグループが13日に発表した5月のアルバイト・パート募集時平均時給は、三大都市圏(首都圏、東海、関西)で前年同月比31円(2.5%)高い1251円だった。飲食店の活発な募集などがけん引役となった。業種別では外食などの「フード系」が58円(5.0%)高い1224円となった。訪日客需要を受けラーメン屋など幅広い業態で活発な求人が続く。 夏場のビアホールの募集が始まるなど宴会需要の回復をにらんだ動きも。今年も最低賃金の引き上げが見込まれる中、前倒しで少しずつ時給を上げる動きもある。エン・ジャパンの5月の三大都市圏平均時給は21円(1.6%)高い1336円だった。大阪・関西万博の影響で関西が34円(2.6%)高い1357円となり、関東を上回った。
(文責 川本浩之)