CUNN事務局通信(2026.02.02)
目次
闘い
1.「アスベストユニオン第20回定期大会開かれる」(2/1 大阪)
2月1日、アスベスト健康被害の被災者や家族・遺族で構成するアスベストユニオンの第20回定期大会が大阪で開催されました。2005年6月、兵庫県尼崎市にあったクボタ旧尼崎工場の周辺住民を含むアスベスト健康被害が大きく報道されたことから、全国各地のアスベスト被害が明らかになりました。会社との労使交渉については、よこはまシティユニオンが相談に対応していたのですが、全国各地からの相談に対応するべく、全造船アスベスト関連産業分会(アスベストユニオン)が2026年1月に結成されました。それから20年、いまだにたくさんの労働者からの相談が寄せられています。各地のユニオンでも、組合員やご家族などで中皮腫や肺がんの患者さんがおられましたら、職場のアスベストを疑ってください。肺がんはたばこだけが原因ではありません。最近は吹付けアスベストの下で働いていただけで中皮腫になった人の相談も増えています。
2. 「職業病裁判いよいよ本人尋問へ」(下町ユニオン)
食品香料の製造作業に従事して、ジアチセルという化学物質により閉塞性細気管支炎という難病を発症した女性労働者が、事業主である理研香料工業(株)を相手取る損害賠償裁判で、4月にはいよいよ証人尋問が開かれる予定となった。彼女は昨年肺移植手術を受け、体調も回復しつつある。
詳しくは下記の下町ユニオンの提訴時の記事を参照してください。提訴時には記者会見もされたのですが、全くと言っていいほど報道されることがなかったので、ぜひ注目、ご支援を。
労災・職業病の企業責任を問う裁判が始まりました~第一回期日で、組合員・Aさんが意見陳述を行いました~ | 下町ユニオン
3.「2025忘年会 ビンゴなどで楽しく交流」(名古屋ふれあいユニオン)
12月20日に名古屋ふれあいユニオンの忘年会が53名の参加で行われました。恒例となった料理とデザートを20人ほどの組合員たちが調理室で調理するなどして用意。ビンゴゲームで盛り上がった後、食事会。ブラジル料理で、リブと野菜のソース添え、エビのスープ、デザートはクリームケーキ、マリアモーレ、りんごとパイナップルなど。ユニオンみえからも3名が参加し交流を深めました。政府の外国人政策の見直しで、ブラジル人、在留外国人がより住みにくい社会に変えられようとしています。佐藤副委員長から、組合のもとで皆で助け合い、困難をのりこえていこうと呼びかけがありました。これからも、組合のもとに団結し、2026年をよりよい年にしていきましょう。
私はお酒は飲まないし、あまり忘年会などは積極的ではないのですが・・・今年はぜひ私も調理から参加したいです。あまり人気はないかもしれないけれど、おひたしとか、豚汁なら作れるかな。
情報
1.「労働時間規制の緩和はマイナス面目立つ」(横山泉 一橋大学教授、1/28日経から)
高市首相は厚生労働相に対して、心身の健康維持と従業者の選択を前提とした労働時間規制緩和の検討を指示したが、労働時間規制の緩和により経済成長や賃上げを実現するのは困難だ。シエナ大のガブリエル・バーディン氏らの研究は、労働時間規制が男性に比べ女性のキャリア職への就業率を高め、ジェンダー平等を促進する可能性を示す。長時間労働が奨励される環境では女性が労働市場で不利になりやすく、性別役割分業への回帰を招きかねない。また、長時間労働が生産性の増加につながるとは考えにくい。働き方改革関連法の施行前に実施された調査で、週20時間以上の残業が疲労蓄積度の高い人を増やすことが明らかになっている。解決策としては、ワークライフバランスを確保しながら1時間当たりの生産性を高めるという働き方改革の原点に立ち返ることであろう。労働時間の上限を維持したまま、かつ特定の層に長時間労働が集中する制度上の抜け道を防ぐことが求められる。
(文責 川本浩之)