CUNN事務局通信（2025.11.19）

情報

1.解雇の金銭解決議論再開（11/19各紙）

厚生労働省は、解雇が無効になった場合に企業が金銭を支払うことで労働契約を終了する「解雇の金銭解決」制度についての検討会を、新たに立ち上げることを決めた。

当然のことながら労働側はずっと反対している。経営側は労働時間規制と同じように、金銭解決を希望する労働者もいるなどと、制度導入をあきらめていない。要するに「会社にとって都合のいい労働者には残ってもらう。気に入らない労働者にはお金を払ってやめてもらう」だけのこと。制度でもなんでもない。
 

2.バイト時給初の1300円台　最賃上げや年末需要（11/18　日経から）

リクルートグループが発表した10月のアルバイト・パート募集時平均時給は三大都市圏（首都圏、東海、関西）で、前年同月比51円（4.1%）高い1302円だった。過去最高を更新した。最低賃金の引き上げや年末の繁忙期に向けた活発な採用が時給を押し上げた。営業系が7.2%、販売・サービス系が5.4%となるなど、全職種でプラス。都内では飲食店などの一般的なアルバイトでも1600~1700円が珍しくない。

気をつけなければならないのは募集時時給だということ。ユニオンは、来年度に契約更新されることの多い、非正規労働者の賃金引き上げもしっかり要求していこう。

（文責　川本浩之）