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情報
1.シャトレーゼHD 急成長でガバナンス不全露呈(8/13日経などから)
菓子大手シャトレーゼホールディングスがガバナンスの強化を急ぐ。2022年3月期に売上高1000億円突破し、その後の急成長に管理体制が追いついていない。今年5月に労働基準法違反容疑で書類送検された工場従業員の時間外労働の事案は、23年末にクリスマスケーキの清算がピークとなる12月に100時間を大きく超過する残業があった。欠品は顧客期待の裏切りとの社内意識が現場に無理を強いた。労働基準法よりも厳しい社内基準を設けて、残業時間が基準を上回る場合は生産ラインを止めるルールを定め、実際に店頭で品切れする商品が目立つようになった。24年2月には、岡山、山形、鹿児島県の新工場稼働に備えて多数の技能実習外国人を雇用したが、操業開始の遅れで157人を1~3か月近く無給で待機させた。今年の5月に出入国在留管理庁が改善命令を出した。取引先に対しても25年3月に公正取引委員会から下請法違反で勧告を受け、8月5日には中小企業庁が下請け企業への代金支払い対応で最低評価15社の1社として社名が公表された。
記事では、創業者の会長が24年に亡くなってから問題が露呈したとあるのだが、実はそういう人が亡くなって、ようやく現場の人がものが言えるようになったのではないか。3年前の経済雑誌のインタビューで(商品の)「値上げはしないが賃上げはする」とその会長は言っていた。単に賃金が上がればよいということではない。やはり労働組合が権利と一緒に要求して勝ち取ることが重要だ。
1.金融・保険業の深刻な男女賃金格差
女性活躍推進法に基づいて、男女賃金格差の公表が始まったが、なかなか格差は解消されていない。とりわけ金融・保険業の深刻な格差は改まっていない。経団連会長を出して話題となっている日本生命は全労働者40.7%、正規雇用42.9%、非正規雇用32.8%である。こういう会社は役員の女性比率も信じがたいほど低く、なんと4%である。社長は昨年、2030年には30%を目指すと言っているのだが・・・。
(文責 川本浩之)