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事務局(よこはまシティユニオン)
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2025.5.12

目次

情報

1.「賃上げ率5.32% 高水準を維持」(5/9毎日など)

連合は8日、2025年春闘での傘下労働組合の賃上げ要求に対する回答について、5回目の集計結果を公表した。
5月2日までの3809組合の回答をまとめたもの。平均賃上げ額は月額1万6749円で、平均賃上げ率は5.32%だった。前年を上回る高水準を維持したが、中小企業(組合員300人未満)の2520組合では、賃上げ額は月額1万3097円で賃上げ率は4.93%だった。7月の最終集計で5%台に届くかどうかが注目される。
昨年は大手と中小で賃上げ率の差が拡大したことから、連合は中小への波及に重点を置いてきた。

1.「過酷若手バンカーの死 続く悲劇、週100時間労働も」(日経5/9から)

米ウォール街で若手バンカーが相次いで命を落とした。数千万にも及ぶ年収と引き換えに、時に勤務時間が週100時間を超える労働環境は過酷だ。経営側も勤務時間管理などの対応に乗り出したが改善は簡単ではない。
今年の2月、米投資銀行ジェフリーズの若手バンカー、カーター・マッキントッシュ氏(28歳)は自宅で死亡しているのを警察に発見された。現地メディアは同氏の死と長時間労働を結びつける。
24年にはバンク・オブ・アメリカの投資銀行部門に所属していたレオ・ルケス氏が35歳の若さで「急性冠動脈血栓」で死亡。死亡する直前の勤務時間は週100時間を上回っていたという。
かつて投資銀行に勤めていた20代の女性は激務のあまり勤務中に意識を失い、救急救命室に担ぎ込まれたこともある。「毎年数人は意識を失うから、私が倒れても誰も驚かなかった」という。
金融専門家向けのオンラインコミュニティー「ウォール・ストリート・オアシス」が23年に調査したところ、投資銀行家の1週間あたりの平均労働時間は75時間。JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、24年9月に若手バンカーの労働時間を原則として週80時間までに制限した。
米プロスペクト・ロック・パートナーズの調査で、新卒1年目の行員の給与は24年に約2300万円に達した。30代でマネージャーに就任すれば年収は1億円近くになる。さらに高級な投資ファンドなどに転職する道も開ける。
過酷な長時間労働もいとわないという社員も多く一律の規制には反対する声もあるが、そうした報酬や名誉は果たして自らの命を懸けるに値するものなのか。少なくとも残された家族は疑問に思うはずだ。

*わかりにくいですが、週75時間ということは、日本の場合の法定労働時間が週40時間労働ですから残業時間は35時間になります。なんと月(4週、28日)140時間です。上限を週80時間にしたとして、月の残業規制が月160時間になります。いわゆる過労死ラインの2倍です。それを上限にして何の意味があるのか?と思いますが・・・それが米国の投資金融業界ということです。
(文責 川本浩之)
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