目次
闘い
1.「2025春季生活闘争勝利・総決起集会、国際女性デー」(3/8連合福岡ユニオン)
春闘総決起集会はユニオン事務所のすぐ近くの冷泉公園で開催。県内各地から約2000名、ユニオンからは13名が参加した。「企業規模間、雇用形態間、男女間の格差是正をはかり、みんなの生活向上につながる賃上げを実現しよう」(集会宣言から)。
連合福岡女性委員会が天神ソラリアステージ前で街頭宣伝行動。国際女性デーのシンボルであるミモザの花などのデコレーションを施した西鉄バス1台が一日市内を走り回った。女性団体や労組の実行委が企画して、150人余りが天神中央公園から天神までウイメンズマーチ。「賃金が安いのは困る」「セクハラパワハラ許さない」「我慢するのはもうやめよう」などと訴えた。沿道からはたくさんの拍手や一緒に参加してくれたりするなど、年々の広がりを実感。
2.「中労委が東京芸大の不当労働行為認定」
教育ユニオン(横浜地区労加盟)が、東京芸術大学の非常勤講師の雇止め問題についての団体交渉が不誠実であるとした不当労働行為救済申し立てについて、神奈川県労委に続いて、中央労働委員会が救済命令を出した。芸大側は非常勤講師について、業務請負契約であり労働組合法上労働者ではないと主張し、「話し合い」であり大学の決定事項を伝えるだけだという対応であった。芸大の非常勤講師は594人、そのうち労働契約が241人、業務請負扱いが353人(22年12月時点)だった。芸大では東京芸術大学教職員組合も非常勤講師雇止め問題の団交、東京都労働委員会への申し立てを行っている。
情報
1.「あなたがいなきゃ」(1/10日経 哲学者の永井玲衣さん)
ある音楽バンドのライブがあり、映像配信スタッフの友達が人が足りないということで手伝うことになった。他のスタッフはみんなプロで素人は自分だけ。友人たちは走り回り、すさまじい仕事ぶりだった。私は定点カメラを見張る役で、30分ごとに止まる録画ボタンを押すだけ。誰でもできるが誰かがやらなければならない仕事を、ふるえる手で緊張しながら終えた。友人たちが「本当にありがとう」「いてくれてよかった」と声をかけてくれた。誰でもできる仕事は軽視されやすい。どうせ代わりがいると言われ、適度に存在を貶められることさえある。でも絶対に必要な存在。誰かとはたらくことは、きっと互いの存在を祝福しあうことなのだろう。
(文責 川本浩之)