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3月14日、津地方裁判所は、シャープ三重工場で働いていたフィリピン人労働者が解雇は不当だとして地位保全と賃金支払いを求めた仮処分申請について、派遣会社ジーエルに対して解雇は無効だとして賃金の仮払いを命じることを決定した。ユニオンみえは、シャープピノイユニティ(SPU)に結集するフィリピン人労働者とともに職場復帰を求めている。
シャープ三重工場では昨年8月末にフィリピン人派遣労働者50人が経営悪化を理由にジーエルから解雇された。しかし、仮処分決定では「倒産が避けられないほどの必要性は認められず、解雇を回避する努力を尽くしたともいえない」として、解雇者の人選に合理性はなく配置換えも可能だったと判断した。
ユニオンみえの広岡法浄書記長は「期間労働者の権利が認められた決定で、組合の完全勝利」とコメント。仮処分が認められた3名を含むSPUのフィリピン人労働者37名は、ジーエルや事実上の使用者「三重テック」などを相手に正式な処分を求めて津地裁に提訴する。(詳しくは、読売新聞・毎日新聞の報道、ユニオンみえブログをご覧ください)
2015年12月23日、長野一般労働組合(松本ユニオン)は、ファミリーマート松本インター店で、3時間のストライキを決行しました。
松本インター店では、昼夜問わず、店内の管理・運営を一人ですべて行わなければならず、従業員の「一人勤務」体制を強要されています。このため、従業員は一人勤務により、休憩時間やトイレに行く時間もままなりません。
松本インター店を含め長野県内3店舗が、(株)YUUKI(本社:長野県諏訪郡富士見町)により経営されている。荒井宏行執行委員長は「1人勤務が解消されずに休憩時間もないなど、労基法違反は明らか」と指摘しています。
詳しくは、信濃毎日新聞をご覧ください。(写真は、松本地区労組会議データFile通算No.178より)
ワタミグループの
居酒屋「和民」で、当時26歳の正社員が過労自殺した会社側の責任について、ご遺族の両親がワタミや創業者の渡辺美樹(当時の社長で現在は参院議員)らに損害賠償を求めた訴訟は、12月8日に東京地裁で和解が成立しました。
「ブラック企業」の象徴となったワタミに対し、ご両親が勇気をふるって立ち上がった訴訟であり、また、ご両親が組合員である
東京東部労組が支援を行ってきました。
和解では、被告側が業務に起因する自殺と認めて謝罪したうえで、未払い残業手当や損害賠償金を支払って、労働時間の正確な把握など再発防止策を取ることとなり、ご遺族側の意向に沿った内容となりました。
コミュニティ・ユニオン全国ネットワークってなに?
1975年頃からサービス業、卸・小売業、飲食店などでの雇用が急速に拡大しましたが、その多くが不安定雇用・低賃金の主婦パートでした。
こうしたなかで、1981年頃から労働組合の地域組織(地区労)を中心にして、「パート110番」などによる労働相談活動が広がりました。ある日、江戸川区労協の「パート110番」の相談に訪れたパート労働者が「私たちでも入れる組合があればいいのにね」と言ったのがきっかけとなり、1984年に「ふれ愛・友愛・たすけ愛」を合言葉にした江戸川ユニオンが結成されました。コミュニティ・ユニオン運動のはじまりです。
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「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」 の加盟組織は全国各地に広がっています。パートでも、派遣でも、外国人でも、だれでも、ひとりでも、お気軽にお悩みをご相談ください。
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