最賃引き上げの取り組み 兵庫県パートユニオンネットワーク

7月28日、兵庫県最低賃金審議会へ意見書提出、意見陳述を行いました。

県ネットで議論した結果、非正規労働者として働く当事者の生の声を意見書として提出、当事者が意見陳述をして、委員の人に実態を実感してもらおうとなり、2年越しで初めて実現しました。

姫路ユニオンの奥村さんと自治労臨職評の山本さんに実態と思いを意見書に書いてもらいました。

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最賃申し入れ/兵庫県パート・ユニオンネットワーク

①飲食店を展開する企業で、最低賃金違反の求人募集 (研修期間中は-25円)があったことから、その企業に対して書面を送付しました。 本日(4/13)、連絡があり、「過去においてそのような募集がされていたこ とから是正したが、昔の募集要項で掲示していた店舗があったこと。直ちに、そのよ うな募集を改めさせたこと。過去にさかのぼって全アルバイトの賃金台帳を調べたと ころ、最低賃金違反での事実はなかったこと。今後、このようなことのないよう注意 していく」旨の回答が寄せられました。

②兵庫経営者協会に対しても、本日、別添のとおり申し入れを行いました。 経協からは、専務理事と労働政策部長が対応し、県ネットからは森口(県ネット事務 局長)、岡崎(ひょうごユニオン委員長)、塚原(県ネット代表委員)の3名で臨み ました。 経協から「最賃に関することは労働局(最賃審議会)に言うルールになっているの で、要望書等を受け取る立場にない。労働側委員に言うべきこと」など、抵抗があっ たものの、約30分にわたり、お互いの主張を展開しました。主張の多くは平行線で したが、経営者側にも非正規の待遇については改善の必要性を感じている(ただし、 その原資は正社員の賃下げ)ことは受けて取れました。 今後も、経営者側にもプレッシャーをかけていきたいと思いました。

〈武庫川ユニオン書記長 塚原〉