大阪労働局と交渉/コミュニティ・ユニオン関西ネットワーク

■ 関西ネットが大阪労働局と交渉
2月15日、コミュニティ・ユニオン関西ネットワークが、改正労働契約法18条
に関連する諸問題について、大阪労働局と交渉しました。
 この4月から「有期雇用契約の更新を繰り返し、通算5年を超えたから、労働者か
らの申し出により、無期契約に転換」が適用されます。これを回避しようとして、違
法な、あるいは脱法的な雇い止めがなどが起こっています。これについて労働局は、
「法改正の趣旨に明らかに反する場合、指導していく」と述べました。「明らかに反
する」と、何をもって判断するのか?「グレーゾーン」的な事案について、「雇用の
安定により労働者を保護する」という法改正の趣旨に照らして、どこまで積極的に指
導するのか?…について不安も残りますが、たとえ建前半分としても「指導してい
く」と答えたことは、労働者にとっては「使える」材料だと思います。
 こうした交渉が年に一度といった形で定例化していけば、例えば「検討する」「調
査する」としたことについて、次回改めてただすこともできます。より充実したもの
となるよう、関西ネット内部で議論していきたいと考えています。
(北大阪合同労組『北合同ニュースNO.210』より転載)

解雇無効を勝ち取る!/よこはまシティユニオン

組合員、解雇無効を勝ち取る!
カウザルギー労災の損害賠償も獲得!(3/8横浜地裁判決)

組合員は、2006年7月に鋼材興業㈱でクレーン作業中に労災事故にあい、カウ
ザルギー(疼痛障害)を発症。2015年3月には解雇されたため、労災の損害賠償と解
雇無効を求めて裁判を闘ってきました。
3月8日、横浜地裁は、会社の請求を退け、解雇は無効であると認め、会社に対し、
賃金のバックペイと労災の損害賠償金を支払うよう命じました。
ユニオンは、組合員の職場復帰に向け、団交開催を要求していますが、会社から
今だ回答がありません。会社の対応により今後の行動を提起しますので、引き続きご
支援よろしくお願いします。

◆組合員より/皆さん、傍聴に来てくださり、ありがとうございます。今日は良い
判決をもらうことができましたが、まだ確定したわけではありませんし、会社の対応
も分かりません。でも、ここまできたら、乗り掛かった船だと思い、最後まで頑張り
ますので、これからもご支援よろしくお願いします。

最低賃金引上げ街頭行動/ユニオンみえ

3月3日(土)、津市の三重県総合文化会館の入口で最賃引上げキャンペーンを行った。ユニオンカーを横付けにして、10人程の組合員が黄色のジャケットを着て、通行人らにチラシ配りをした。
興味をもった人にはシールを渡して、最賃820円(三重県の最賃時給額)から1,500円までの4段階で求める希望額を選択してもらうアンケートに参加してもらった。
見込みが少し外れて通行人が意外に少なかったが、1時間程の宣伝でチラシは100枚捌け、アンケート参加者は17名で半分以上の9名が最賃時給1,500円を希望する欄にシールを貼った。
ユニオンみえでは、これまで津の駅前でキャンペーンを行ってきたが、人が集まりやすい場所がなかなか見つからない。今回は県の総合文化会館の入口を狙ってみたが、期待するほどの人通りがなかった。色んな場所を考えて、これからも最賃キャンペーンの機会を試していきたい。